精進料理　手作り厚揚げの味噌おでん

今日は、精進料理『手作り厚揚げの味噌おでん』を作りました。

おでんの具は、大根、しらたきと、手作りの厚揚げ。
精進料理にのっとって、ちくわやはんぺんなど動物性の練り物を使わず、
だしも『昆布だし』で作っています。

おでんの具は、それぞれ下ごしらえが必要です。
少々面倒ですが、それによって美味しさが違ってくるので、
ちょっと一手間かけてみましょう。

しらたきは、超低カロリーで、おなかにいい食材です。
八丁味噌を使った名古屋風甘辛の『みそだれ』も紹介しますよ。

精進料理　手作り厚揚げの味噌おでん

＜材　料＞

しらたき　1パック
大根　　25センチ位
厚揚げ　2枚
お米のとぎ汁
昆布　5×5センチ位
薄口しょうゆ　40cc
みりん　40cc
水　800cc

―みそだれ―
八丁味噌　大さじ４
さとう　大さじ４
酒　大さじ２

＜作り方＞

―大根の下ごしらえ―

1. 大根を2.5センチの厚さ×10切れに切り分ける。
2. 厚めに皮をむき、それぞれ面取りする。
3. お米のとぎ汁、または水で大根を煮る。
4. 串がささるやわらかさになったら、水を流しながら冷やす。
※後から他の具と一緒に煮るので、ここでは固めで止めておく。

―しらたきの下ごしらえ―
1. パックの水を捨て、きれいな水でさっと洗い流す。
2. 沸騰したお湯で3分ゆでる。
3. ざるでお湯をきっておく。

―厚揚げの下ごしらえ―

1. 食べやすい大きさに切る。
2. ざるなどに入れ、沸騰したお湯をかけ流す。

―みそだれの作り方―

1. 鍋に材料をすべて入れ、弱火にかける。
2. ヘラでかきまぜながら、なめらかにする。
3. こげないようにかきまぜつつ、つやがでたら火を止める。

―仕上げ―

1. 鍋に昆布と水を入れ、中火にかける。
2. 薄口しょうゆ、みりんを加える。
3. 下ごしらえした大根、しらたき、厚揚げを加え、しばらくコトコト煮る。
4. 大根がいい柔らかさになったら、火を止める。
5. 器に盛り付け、みそだれを添える。
6. お好みで塩ゆでのスナップエンドウなどを添える。

 精進料理　日本のベジタリアン

精進料理で有名なのが、鎌倉の永平寺です。
食事の準備をすることが、お坊さんの大事な修行の一つなのだそうです。

宗教的な詳しいことは置いておいて、とりあえず家庭でできる、
魚、動物などの生き物を使わない料理、と考えて作っています。

日本の仏教は、日本で独自のものに変化しているので、
日本の精進料理も、日本独自のものと考えています。
穀物と豆腐など豆類、野菜、きのこ類で料理するわけですが、
日本の昆布や干しシイタケでとっただしを使うことで、
うまみが加わり、味わいが深くなります。

ぜひ世界に広めたい『和食』のひとつです。

今回使っている、しらたきも、ダイエットフードとして
海外で広まりつつあるようですね。
モントリオールで手に入るしらたきのパッケージにも、
Low Calorie, No Fat, High Fiber, No cholesterol　と
４つのポイントが、目立つように印刷されています。

日本では、小さい頃からあたりまえに食べていたものですが、
言われてみれば確かに、健康的な食べものとしての条件が
みごとにそろっているんですね。
しらたきのパッケージを見て、なるほどなあと思いました。

最近は、普通のスーパーで”Daikon”が並ぶようになりました。
八丁味噌も、ダウンタンの韓国食材店で手に入ります。

さあ、世界中にじゃんじゃん広めていきますよ！

今日のさくらっち

※実話です。

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